北安曇郡池田町の現場です。高圧洗浄機が二台出動です。それほど大きなお宅ではないのですが、今回はモルタル壁部のクラックが多くその周りの塗膜が浮いている状態なのです。外壁を洗浄するだけでは無く浮いた塗膜を水圧で追っ払うミッションとなるので二手に分かれて作業いたします。

古民家風のたたずまいで瓦屋根の真壁・大壁の木造住宅です。モルタル壁にはじゅらく吹き付け塗装でした。リシン吹き付けとは違い高級塗装です。

洗浄水圧ケレン作業前

洗浄水圧ケレン作業後

洗浄水圧ケレン作業がひと段落付いたら、今度は皮スキで剥がれる分をはがしに掛かります。

この作業でしっかりと剥がれる部分を剥がしていかないと仕上げた塗装が膨れたり、剥がれたりしてしまいます。いくら吸着が良い下地剤を使っても下地が剥がれてしまえば塗り替えの意味がございません。塗装のお値段が異常にお安い会社などはこういう所の手を抜かざるを得なくなります。なので塗り替えは適正価格でお考え下さい。

塗装職人のお仕事は下地処理がほとんどです。手間を惜しんでいたら良い仕上がりにはなりません。塗料を塗るのは練習をすればそこそこ塗れるようになります。お客様から頂く工事費は材料代・経費・営業・職人の手間賃となります。材料代は決まっていますので安価で受けた仕事は人工費を減らさなければなりません。職人は安い仕事を受けてしまうと日数をかけられないので、どうしても下地処理・養生などが手薄にせざるを得ないのです。塗り替え塗装には適正価格がございます。営業を使わない家族経営若しくは一人親方塗装店が一番お値段はお安く済むでしょう。しかしお知り合いに信用ができる塗装職人がいなければ営業が間に入るリフォーム店に頼むしかありません。営業のいるリフォーム店は営業費、宣伝費、経費が掛かります。それでも価格が安い会社は要注意ですよ。当社は経費・材料代などを明確にお見積りに提示しております。塗装一式いくらなどという安い塗装は疑いましょう。