街の外壁塗装やさん飯田・伊那店
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茅野市中大塩で外壁塗装のお問い合わせがあり、下見、現地調査に行ってきました。茅野市中大塩は街の外壁塗装やさん松本諏訪平店の事務所がある地域で、歩いていけるような距離だったのですが、はしごや道具を持っていかなくてはならないので、車で行かせていただきました。
外壁は窯業系サイディングの鎧式の形状です。鎧式とは昔、サイディングやモルタルが出る前の外壁の一般的な形で、杉板を重ねて形成された外壁です。杉板を重ねて並べるので段ができ、その段が鎧の裾に形が似ているため鎧式といわれています。このお家はその鎧式の形状を窯業系サイディングで似せたデザインになっています。
外壁面は多少チョーキングがあるものの、大きな不具合や問題はあまりありませんでした。リシン吹付(表面がざらざらになる塗装方法)の塗装が施されていて、塗装の劣化が比較的しにくいのもよかったのかもしれません。
ただ、シーリングの劣化は著しいものがありました。割れ、切れ、剥がれ、クラック、劣化症状のすべてがありました。外壁面に比べシール材はあまりいいものを使っていなかったのではという印象です。
これではシーリングの役目である防水はほとんど効果がありません。雨が当たれば中に水が入っていってしまいます。長野県は寒冷地に属します。入った水が冬場に中で凍ってしまうと、爆裂という現象が起きて壁内部から破損してしまいます。そうなってしまったら簡単な補修では済まなくなってしまうので、シーリングのメンテナンスは非常に重要なのです。
ボード間のシーリングも同様に劣化していました。この家は五角形の出窓がついています。その角々にシーリングがされていますが、そこから入った水の仕業で一部外壁が損傷していました。
以前のシール材の対候性は外壁塗料の耐候性に比べて落ちるものでした。10年くらい持てばいいくらいの対候性です。最近のシール材は対候性も上がり塗料の耐候性に追いついてきました。20年くらい持つものもあります。足場を必要とする工事になるのでできれば外壁塗装と同時に、そのあとのメンテナンスも外壁塗装と同じ時期にやりたいものです。そして、外壁のメンテナンス以上にシーリングのメンテナンスをしっかりやってほしいと思います。