街の外壁塗装やさん飯田・伊那店
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茅野市で外壁塗装のご相談があり、下見、現地調査に行ってきました。木造2階建て、窯業系サイディングの外壁で築20年ほどのお家です。白を基調にアクセントでレンガ調のサイディングが使われていました。白い部分は3×10板というボードを現場で吹き付け塗装したサイディング、レンガ調の部分は工場で製造時に塗装されたものです。白の外壁の方に劣化が多く見られました。
お問い合わせのきっかけ
玄関周辺と南側掃き出し窓周辺の劣化が気になったので見てほしい
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建物概要
木造総2階建て 外壁:窯業系サイディング 建坪:約30坪
住宅メーカー
東日本ハウス
早速調査させていただきました。調査は目視及び触診で行います。まずはチョーキングチェックです。
チョーキングとは塗膜に紫外線が当たり、塗料の中の色を付ける成分である顔料が表面に浮き出て、触ると手に粉状の汚れが付く現象です。塗膜劣化の初期症状で、外壁から出る塗替えのサインです。
左の写真が外壁に触る前、右の写真が触った後です。赤で囲った指先が白く汚れているのがわかるかと思います。顔料が浮き出るので茶色い壁なら赤茶色く、青い壁なら青っぽく汚れます。べっとりと汚れたので塗膜劣化はかなり進んでいました。
ここはお施主様も気が付いておられなかったところで、お風呂の換気口のフード周辺です。左の写真に付けた矢印の黒い線上の汚れ、エフロレッセンスというものです。壁を伝った水の影響で、外壁内のカルシウム成分が溶け出して結晶化したものです。水が通った後というのがポイントです。お風呂の換気扇がきちんと仕事をしていれば、蒸気が噴き出すのですが、きちんと仕事をしていないと水が壁を伝って流れてしまいます。外壁の劣化を進める要因です。また、フード周辺も黒く汚れています。水が回ったことでカビが発生したと思われます。外壁とともに換気扇の交換も検討材料です。
お風呂の換気扇が機能していないため、窓からも水が流れています。左の写真は矢印の部分が濡れているのがわかるかと思います。右の写真は開かりずらいのですがぽたぽたと水滴が落ちていましたし、シーリングも切れていました。お風呂周りは当然ながら水が大きく関係してくる場所です。こういった水が劣化しているところから外壁内に入って、冬に凍結して中から壁を壊す爆裂につながります。浴室内は水滴でびしょびしょでした。換気扇の交換を強くお勧めします。
お施主様が一番気にされていたのはここです。南側の大きな掃き出し窓とその周辺のシーリングの劣化です。遮るものが何もなく一番日当たりのいい場所ですが、その分シーリングや塗膜が劣化しやすいとも言えます。亀裂や切れているところもあり、ここまでくると今のシーリングを撤去して新しく打つ打ち替えが必要です。
点検報告
・チョーキングが発生しています。外壁から塗り替えのサインが出ています。
・お風呂の換気扇が機能していません。お風呂にも外壁にも影響がでています
・シーリングの劣化が目立ちます。劣化度が大きいところは打ち替え、
軽度のところは増し打ちが必要です
ご提案内容
・南面、西面のシーリングの劣化度が大きいところはシーリング打ち替え、
東面、北面の劣化度が軽度なところは増し打ちにてメンテナンス
・抗菌高圧洗浄から微弾性フィラーで下塗り、高耐久シリコン塗料を2回塗りの合計3回塗り
・浴室換気扇の交換もしくはダクト内含めて徹底洗浄
以上のように報告とご提案をさせていただきました。