街の外壁塗装やさん飯田・伊那店
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今まではアクリルやシリコン、フッ素などの有機物の樹脂系塗料が主流でしたが、ここ数年で無機塗料の開発が進みました。塗料メーカー各社無機塗料を販売しています。しかし無機塗料と言っても、2000年代に入ってから開発された塗料なので、そもそも無機って何?無機塗料を使うことでのメリット、デメリットは?と疑問点は多いと思います。そのあたりを解説していきます。
その名の通り「無機物」を主成分とした塗料です。無機物はガラスや鉱石のことで、紫外線に強い、非常に硬い、燃えにくいという性質を持っています。無機塗料はこの無機物を配合した塗料です。簡単に言うと無機塗料とは、シリコン樹脂やフッ素樹脂に無機物を混合させた塗料です。また主に無機塗料の主成分はセラミックやケイ素ですが、メーカーによってはセラミックを商品名に組み込んでいるところもあります。
メリット① 耐候年数が長い(長持ちする)
20年~25年の対候性があります。シリコンで12年~15年、一般的なフッ素で15年~20年なのでフッ素樹脂塗料以上の耐候性があります。
メリット② 防藻、防カビ(藻やコケカビが付きにくい)
有機物の含有量が少ないので、それらを餌にする藻やコケ、カビが繁殖しにくいという特徴があります。
メリット③ 防汚性(汚れにくい)
親水性を持っていて、壁面と汚れの間に雨が入り込むので汚れが付きにくい性質を持っています
メリット④ 難燃性(燃えにくい)
ガラスや石が燃えにくいのと同じように、そうした無機成分が入っている無機塗料は燃えにくいという性質を持っています。
デメリット① 値段が高い
そもそも無機物の値段が高いので、塗料の値段も他のシリコン塗料などの有機塗料と比較すると高くなります。
デメリット② 知識、技術を要する
無機塗料に限ったことではありませんが、高価な塗料になればなるほど職人の知識と技術が必要になります。簡単には塗れないということでDIYにはお勧めできません。
デメリット③ 塗膜が硬い
無機塗料はガラスや鉱物などが主成分なので、塗膜も硬くなります。これも扱いが難しい理由の一つです。ですので、無機成分を含んだ「無機ハイブリッド塗料」や「無機フッ素塗料」などを使用したり、弾性のある下塗り材を使用するといった選択肢を含め、やはり知識と技術のある業者選びが重要です。