ビフォーアフター

現場調査

まず現場調査の状況からご紹介します。
外壁は窯業系サイディングですが、色褪せて塗膜が剥がれ、表面がけば立ったようになっている個所もあり、すっかりその機能が損なわれているであろうことがうかがえます。
ツタが外壁を這っていたので撤去して、下地を整える必要がありました。

コーキングはすでに欠落している場所が多く、早急な対応が必要です。

ベランダ下の軒天ですが、かなり傷んでしまっていたので張り替えることになります。
ちょうどベランダの排水口付近ですので、水が回ってしまっている可能性があります。

内装は、床にちょっと目立つ傷があり、クロスも汚れて破れている場所もありました。こちらも全てきれいにいたします。

▼屋根葺替え工事の記事はこちら
・駒ヶ根市　中古住宅のリフォーム工事前の現地調査
・駒ヶ根市　中古住宅のリフォーム工事で足場組立とスレート屋根の撤去が始まりました
・駒ヶ根市　傷んだスレート屋根を撤去し、屋根の下地を作ります
・駒ヶ根市　築20年以上のスレート屋根をSGL鋼板に葺替えます
・駒ヶ根市　中古住宅の外装リフォーム、屋根の葺替え完成です

工事着工

足場設置・洗浄

高さ2メートル以上での高所作業には、足場を組み立てて作業床を設けることが「労働安全衛生法」というものに定められています。
職人の安全と作業効率アップのために欠かせないものです。
また、洗浄作業では水しぶきが、塗装作業では塗料が、近隣に飛び散ることもありますので、特に住宅街などでは飛散防止シートが必要となります。
どの工程も仕上がりを良くするために欠かせないものなので、是非ご理解とご協力をお願いいたします。

コーキング打替え

さて、窯業系サイディングが使われている家には避けて通れないのが「目地」です。
サイディングボードを貼り合わせているために、どうしてもつなぎ目ができます。
このつなぎ目に施工されているのがコーキングあるいはシーリングと呼ばれているものです。
地震だけでなく、風や車が通る際に起こる微細な振動など、日常生活で少しずつ加わる揺れを吸収して家を守り、雨水の侵入を防ぐという大切な役割を持つものです。

今回は欠損している部分が多く、残っているコーキング材も劣化が著しかったので、古いコーキング材を撤去して新たに打ち直しています。

マスキングテープで養生をし、下塗りをしてからコーキング材を充填します。
そして乾ききらないうちに養生テープを外し、完成です。

外壁塗装

養生作業

下塗り

準備が出来たらいよいよ塗装です。
下塗りはアステックペイント社の「エポパワーシーラー」を使っています。
しっかり浸透して素地を強くし、上塗り材との付着力も向上させるという優れた塗料です。さらに、この塗料自体に防カビ効果があります。
そして透明なものと白いものがあるのですが、白のシーラーで下塗りを入れた部分は、ツートンカラーの薄い色が入ります。
下地を白くすることで、上塗りの色がきれいに出ます。

透明なシーラーを塗っただけで、ここまで艶々になりました！

軒天塗装

下塗りの乾燥を待つ間に、軒天の塗装をします。
こうした屋根と外壁以外の部分は「付帯部」と呼ばれます。
雨樋や換気フードも「付帯部」です。今回はこうした所も全て塗装します。

中塗り

中塗り＝上塗り1回目です。
つまり、同じ塗料を2回塗ります。
今回使用したのはアステックペイント社の「リファインMF-IR」という無機フッ素塗料です。メーカー発表の耐用年数が20～24年というこれも優れた上塗り用塗料です。

時々お客様に「フッ素塗料は硬いっていうけど大丈夫？」と聞かれることがあります。
確かにひと昔前はそんな話もあったそうです。が！フッ素樹脂塗料というものが使われ始めて既に20年以上が経過しています。
1988年に開通した明石海峡大橋や、スカイツリーにもフッ素塗料が使われているのです。
そうした公共施設に使われていた高価な塗料が、近年では柔軟性のある弾性タイプのフッ素塗料も開発され、一般住宅にも使えるようになりましたよということなのです。
そういえば、一部の職人さんからは「そんなに長持ちする塗料を使われたら、10年後の仕事がなくなっちまう」という声も聞こえてきました(笑)
是非、新しい知識のある信頼できる業者さんの話に耳を傾けてくださいね！

上塗り

「ベイジュ」と「アイアンバーグ」という2色を使い、ツートンカラーで仕上げます。
弊社社長オススメの配色です！

ウッドデッキ補修

施主様が言っていた「床板がフワフワする場所」は、床板を支えていた木材が傷んでいたのが原因でした。
一部床板を剥がして補修し、塗装をします。

ベランダ下の軒天張替え

傷んでいたベランダ下の軒天は撤去し、新たに軒天を作りました。

張り替えた軒天も塗装して仕上げています。
取り外した雨樋も設置して完成です。

ベランダ床補修

ベランダに敷かれていたセメントのタイルを撤去すると、樹脂パネルが現れました。
キレイに掃除をして、防水トップコート塗装を行います。
また、サッシ下の傷んでいたサイディングも張り替えました。

防水トップコート塗装がきれいに完成しました。
タイルが無くなって排水口も見えるようになったので、これで雨水がきちんと流れていくと思います。

内装

フローリングの傷は、専門の業者さんにお願いしています。
まさに職人技！で、施主様も感動していました。
どこかに傷があったなんて判らないほどにきれいになりました。

完成

新築の家が建ったかのように美しく仕上がりました！
駒ヶ根市は南アルプスも美しく見える場所なので、移住してくる施主様には是非、よみがえった家で悠々と快適に過ごしていただきたいと思います。

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・駒ヶ根市　築20年以上の中古住宅、傷んだスレート屋根の葺き替え工事

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