伊那市 ひび割れやカビの付着が見られたモルタル外壁の補修と塗装工事
傷み具合を気にされていて「何社かに見積もりを出してもらったけど高くてできない」とお話して下さったので、ご予算をお伺いして弊社でお見積もりを出すことになりました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 足場工事 現場調査・点検 付帯部塗装 雨樋交換
使用材料
エピテックフィラーAEⅡ，シリコンREVO1000-IR（ニュートラルホワイト）
施工期間
20日間
工事費用
お問合せ下さい
モルタル外壁は、きちんとメンテナンスを行えば30年程の耐用年数があるとされています。
主成分が水・セメント・砂なので、モルタル自体に防水機能はなく、塗装によるメンテナンスが不可欠です。
では、施工前の調査・点検のようすからお伝えしていきます。
「チョーキング現象」と言って、塗料に含まれる顔料が劣化して、チョークの粉のようになって表面に浮いてくる現象です。
そして、クラックが散見されました。
元々モルタルはひび割れしやすい外壁材で、幅0.3ｍｍ・深さ4ｍｍ以下のヘアークラックがある分には早急な補修が必要という訳ではありません。
ただそれ以上のクラックを見つけた場合は、なるべく早めに専門の業者さんに点検してもらってください。
塗膜の防水機能が落ちているため、凹凸のあるモルタルの外壁には湿気がとどまり、日当たりの悪い面は特にカビの繁殖には好条件になってしまいます。
雨水を適切に排出するために、雨樋はとても重要な役割を果たしています。
想定外の場所から雨水が落ちていると建物を侵食する恐れがあり、そこから雨漏りが発生する可能性もあります。
異変を見つけたら、やはり専門の業者さんに見てもらってください！
ですので、事前に現場調査をして搬入路や駐車スペースの確認をし、足場用の図面も作成します。
工事に際して、施主様の不安や心配事はこちらで請け負いますので、ご近所への配慮なども含めて遠慮なくお申し付けください！
カビや苔はもちろん、蓄積された汚れや古い塗膜など、すべてきれいに洗い流します。
下地をきれいにすることによって、塗料のノリも良くなります。
お化粧前に下地を作るのと同じですね！
先に塗装しない場所を専門のビニールで覆ってしまうのです。
「養生」という作業なのですが、写真のようにサッシ周りだけでなく、玄関の表札やインターホンなどあらゆる場所を覆ってしまいます！
ただ開閉できるようにはしますので「ここも開けられるようにしてほしい！」という場所があれば遠慮なく教えてください！
塗料が付着してしまうと除去する方が大変なので、事前のこうした作業はとても大事な工程なのです。
「微弾性フィラー」というもので、乾燥後は柔らかい塗膜を作り、建物の微細な動きやヘアークラックへの追従が期待できるので、今回のような傷みのあるモルタル外壁には最適です！
また、フィラーの下地表面調整とシーラーの付着性・吸い込み抑制などの性能も兼ね備えた優秀な塗料です。
塗料は同じ上塗材を2回塗り重ねることになります。
使用したのはアステックペイント社の「シリコンREVO1000-IR」という遮熱シリコン系塗料です。
耐候性・低汚染性・遮熱性を兼ね備えた高性能な塗料で、さらに「アステックプラスSW」という防カビ防藻剤を添加しています。
一般的な防カビ・防藻剤と比較して、有効成分が流れ出る速さが非常に遅いという性質がありますので、長期間効果が持続することが期待できます。
カビの発生しやすい環境にある場合にはおすすめです！
色は「ニュートラルホワイト」という、少しアイボリーがかった色で、今回のような和風の住宅にはよく合いますね。
交換の必要がなかった雨樋、軒天、鼻隠しなども塗装しました。
軒天も、日当たりが悪く湿気がこもりやすい場所なので防カビ効果のある塗料を使うと良いと思います。
こんな場所のこんな不具合も、雨漏りの原因となる場合が多々あります。
カビも付着してくすんでいた外壁が、美しい光沢を取り戻しました！
黒と白のコントラストが美しいです。
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